遅くなりましたが……
2021年シーズンを締めくくるF1最終戦
第22戦アブダビGP。
決勝レースが行われ、ファイナルラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて優勝し、初のF1ワールドチャンピオンに輝きました。
レースは、抜群のスタートダッシュを見せたハミルトン。
ハミルトンから大きく離され始めたフェルスタッペン。
途中、ペレスの援護で1秒差まで追いついたのですが
残り15周時点で14秒差と大きく差が開き
わたし的には、優勝を諦めかけたのですが…
レース53周目にニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がクラッシュしてマシンがコース上に止まり、セーフティカーが出動。
ここでレッドブル勢がソフトタイヤに履き替え。
ハミルトンはフェルスタッペンに逆転される可能性があったことから、ピットに入りませんでした。
ここからドラマが始まります。
残り1周でフェルスタッペンがハミルトンの後ろにピタリとつける状態でレースは再開。
圧倒的不利な状況に追い込まれたメルセデスのトト・ウルフ代表の怒号が飛ぶ中、ファイナルラップで究極のバトルが展開された。
1コーナーではハミルトンがトップを守ったが、ターン5でインを差したフェルスタッペンが首位浮上。ハミルトンは、2本目のバックストレートで抜き返しを狙うも抜ききれぬまま、フェルスタッペンがトップチェッカーを受けました。
24歳のフェルスタッペンは、自身初の年間ドライバーズチャンピオンを0.371秒差で掴み取りました。
なんとしてもハミルトンに追いつこうとするチームの戦略とフェルスタッペンの尽力が、最後の最後で勝利の女神を振り向かせた。
最後まで諦めなかったフェルスタッペンとレッドブル・ホンダ。
レース後、フェルスタッペンは涙ながらにレッドブルやホンダ、ファンに感謝を伝えた。
このグランプリでF1を去るホンダとしては、1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶりのタイトル獲得となりました。
第4期のF1活動では、マクラーレンとF1に復帰したものの3シーズンは大きく低迷。
ドン底を味わったホンダは2018年にトロロッソ(現アルファタウリ)ともに再起をかけ、翌年にはレッドブルへのPU供給を開始。そこから3シーズンを共に戦い、悲願のタイトルを手にしました。
長いF1史の中でも最高のシーズンのひとつとも言える、2021年シーズンの最終戦がこうして幕をおろしました。
感動をありがとうホンダ。
本日はこのあたりで。読んでくださりありがとうございました。
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